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年金記録の照合における費用対効果

 朝日が5月11日に掲出した「年金記録、266万人分ミスの可能性 厚労省など調査」は、約6億件ある紙台帳の年金記録のうち、3.5%分がコンピューターの記録と合わない可能性があることが、厚生労働省と日本年金機構が10日公表したサンプル調査結果で明らかになったと報じる。単純に推計すれば、記録ミスは約266万人分に上るとか。この日公表された調査は、国民年金だけの約6千人と、厚生年金と国民年金の両方の記録がある約1万1千人について実施したもので、それぞれ約1%と約6%が不一致で、記録を訂正することで、年金額はそれぞれ年平均で8千円と1万6千円増える見込みとか。これまでの調査で判明した厚生年金だけの人の分を合わせると、全体で約3.5%の記録が一致しないとも。紙台帳の記録は、死亡している500万人を含め約8100万人分に相当するため、約266万人分の記録の誤りがある推計になると記事は伝える。紙台帳記録の全件照合は、民主党がマニフェストで掲げ、昨年10月に開始しているが、記録照合には1人当たり3400円かかっており、一方、記録を訂正して増える年金額は平均で年600円であるため、「費用対効果から考えて続けるべきなのか」(機構幹部)という声もあり、今後、見直しを迫られる可能性もあると記事は伝える。

 費用対効果の議論をするなら、効果は公活動の信頼性向上度合いで測定すべきと思われる。

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